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2006年12月26日
「私たちが悪いのです!」
「社員たちが悪いのではございません。」と、山一証券の社長が頭を下げ、涙ながらに謝罪していた姿が今も目に焼き付いている。記憶違いでなければ ’97、8年のことであったろうか。大手企業への損失補填と簿外債務の発覚がもとでの破綻であったように思うが、当時メディアはこの映像シーンをことさら揶揄するかのように頻繁に流していた。どういういきさつで最後の社長になったかは知るよしもないが、確か社長在任わずかでの破綻であったように記憶している。
私のこの社長の印象は悪いものではなかった。社長としての自らの責任を転嫁せず、社員の行く末を案じる真摯な態度が伝わってきたからである。
きょう、あるゴルフ場の支配人に、とあることでお世話になりそのことでクラブハウスを訪れた。支配人は本日不在であることは前もってお聞きしていたので用件が済めばすぐにお暇しようと、約束の10分前にそそくさとハウスに入っていくと支配人に私が訪ねた際、出迎えるよう指示されていたのかそれと見つけた課長代理が小走りに寄ってきて、そして丁重なもてなしを受けたのであった。
実はこのゴルフ場は経営破綻し、会社更生法の適用を受け今年母体が代ったのである。当然支配人はもとより、私を丁重にもてなして下さった課長代理も経営破綻した会社の社員ではなく、母体会社から新しく派遣されてきているものと思っていた。なぜなら、この会社のことを上場前から知っていてよいイメージがなく快く思っていなかったからである。当然トップも私の好むところの人ではない。その経営トップがやることならどうせ社員も自らのカラーに染めるべく、総入れ替えでもしているのであろうと勝手な想像をしていたのであった。
しかし、違った。経営破綻した会社の社員を引き継いでいたのである。このゴルフ場の社員はよくやっている。大事にして頂きたい。よい社員たちである。勿論支配人の教育もあるのであろう。なにも私が丁重なもてなしを受けたからいうのではない。用件を済ませる間、社員たちの様子を眺めていて思ったのであるが、実にきびきびしていて爽やかであった。偉そうなことを言えた人間ではないが努、ある期間の後、このよくやっている社員達をすげ替えるようなことのないようにしてもらいたいものである。あなたの会社はもはや社会の公器といえる立派な規模の会社であるのだから。
投稿者 golf : 2006年12月26日 20:10