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2007年03月15日

20兆円規模

 欧米系の複数の金融機関がまとめた円キャリートレードの総額のことである。世界市場の時価総額6千兆円も驚くが、20兆円もの円キャリー取引が逆流すればやはり円高・株安になり景気に水を差すのではないか。ただ反対に楽観視するコメントもある。以下が昨日の日経の記事である。

 ――これだけの資金が一斉に動けば短期的には市場の変動要因となる。ただ、6千兆円にのぼる世界の時価総額と比べれば、中長期的な影響は限定的との見方も一部にある。

 海外のヘッジファンドなどが積極的に活用し、欧米や新興国の金融市場に多額の資金を供給してきたとされる。ドイツ銀行グループは、邦銀による海外向け短期貸し出しの状況などから、1,500億―2,000億ドル(1ドル=118円換算で17.7兆―23.6兆円に相当)にのぼるとの試算をまとめた。シティーグループも10兆―20兆円にのぼると試算。財務省の渡辺博史財務官も1日に同取引の規模は「数十兆円」との見方を示している。

 1日の取引高が70兆円とされる世界の外国為替市場に対し、20兆円規模の円借り取引の影響は軽視できない。

 ドイツ銀行の深谷幸司シニア為替ストラセジストは「円借り取引は円高を加速させて、株安をあおった面があり、金融市場への影響は大きい」との見方を示す。

 ただ、三菱東京UFJ銀行の高島修チーフアナリストは「今回は円借り取引という言葉が独り歩きしている」と指摘。「円借り取引解消に伴う動きは、外為市場の規模から見ると吸収できない大きさではない。外為市場が崩壊するような事態は想定しにくい」と影響を過大視することに疑問を投げかけている。――(07/03/14 日経朝刊記事から抜粋)

投稿者 golf : 2007年03月15日 09:23

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