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2007年03月28日

MSCBはその後どうなった?

 下方修正条件付き転換社債MSCB(Moving Strike Convertible Bond)のことである。MSCBは特定の投資家を対象に第三者割当て形式で発行するため、公募増資に比べて必要書類や発行手続が少なく手数料も安いというが、それも貸株付で発行するのだ。どうぞこの貸株で株価を下落させてくださいというようなものだ。引き受け証券会社は空売りや貸株で売り浴びせ、下がったところで社債を株式に転換し利ざやを稼ぐ。なぜ、このような社債が許されているのか未だによく分からない。

 株価が下がっても損をしないMSCBと株価を下げるための貸株を提供し、引き受け証券会社を儲けさせる。この利ざやは既存株主からの株価の一部移転とも考えられる。要するに既存株主を犠牲にして引き受け証券会社やファンドに儲けさせているようなものだ。

  「第三者割り当て増資と違って、手続が簡単であるからこの方法をとった」といっていた発行会社があったが、そうだとしても貸株まで付けることはないではないかと思うのだ。だいたいがこのMSCBの発行そのものが気に入らないというのに。

 一時、株価は下がるが、この資金をもとに投資し業績が上がれば結局のところ株主の利益となるのだから、良いではないかという意見もあったように思う。しかし、株主は長期保有者ばかりではない。短期の保有者もいるのだ。会社にとって短期保有株主などどうでもよいのかもしれないが、短期保有者も含めて株主であることに変わりはない。

  これを時期は忘れたが、日本証券業協会が新ルールで制限するという新聞記事が載っていたが、その後報道がないのでどのようになったのか気にしている。

投稿者 golf : 2007年03月28日 10:19

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