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売買のヒント

入会面接時の注意点投稿日:2010年05月18日
 面接に受け方があるのだとすれば、まずクラブはどういう人に入会してもらいたいかと言うことを考えれば、それが答えといえるのではないだろうか。

 クラブはメンバーの質を均質に保ちたいと考えている。この点で会社の入社面接とは明らかに違いがある。現状で良いなどと考える会社などないと思うが、より発展を考える会社なら多様な人材を求めるはずだがクラブはつまり、現在の質を保ちたいと考えているので異質な人は拒まれる。

 性格はどうか。攻撃的、積極的な人間よりは、控えめで穏やかな人が好まれる。この点でも会社面接とは違う。クラブもメンバーのクラブライフをより快適なものとするため、予算が許す限りにおいて施設の改善補修、運営で日々腐心しているはずである。メンバーにあれこれ言われたくないのが本音であろう。

 紹介者はどういう人が良いか。当然、クラブ或いは経営会社に対し隠然たる力のある人、すなわち影響力のある人が最もよい。実際にはそういう人を知る人は少ないので次善には、先の性格のところで述べた、少なくとも穏やかで控えめな人が良いだろう。普段よりクラブに対しクレームの多い人が紹介者だと同様の人ではないかと敬遠される可能性は否めないからだ。

 ハンディキャップはどうだろう。このことに関しては同伴競技者に迷惑を掛けない、後続のプレーを止めない程度の技量があれば問題はないと思う。具体的には各ホール、ボギーペースでランドできるハンディキャップ18よりローハンディであればまず問題はないはずだ。これはあくまで参考としてのものであり、36で問題のないコースもたくさんある。しかし進行速度に最も係わるのがこのハンディキャップにあるので、ある程度の技量は求められる。

 マナーについては他のどのスポーツより最も厳しく問われるスポーツである。よくルールを知って、他の人に迷惑を掛けない。面接においてマナーテストを受けることはないが、よく知る人の態度は違うものだ。シングルハンディの人たちは他のプレーヤーの模範となる人たちであるが、概して立ち居振る舞いは堂々としていてこのマナーの良さにおいて象徴的である。

 入会に際し、通常その資格が問われ条件が設けられている。年令、国籍、他クラブ所属、ハンディキャップ等である。入会資格は人気コースにおいて特に厳しい。

 落ち着いて自然に振る舞い、本来の自身を評価してもらえればよし、よりよく見てもらえればラッキーである。少なくとも悪く見られないようには心がけねばなるまい。紹介者はクレーマーでなく人間的に温厚であること。これに尽きる。

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